演歌歌手坂本冬美(41)が5日、出身地である和歌山県のふるさと大使になった。今年3月発売の地元をテーマにした曲「紀ノ川」が好調で、仁坂吉伸知事(58)が「県の顔になって欲しい」と任命した。

 初仕事は地元漁港で水揚げされたばかりの本マグロ解体。ねじり鉢巻きで気合を入れ、150センチ、70キロの巨大マグロをさばいた。「結婚式のケーキ入刀もまだなのに、マグロに入刀とは…」。アラフォー独身女性の心中をのぞかせながら、約500人の観光客に和歌山県と新曲を猛烈にアピールした。「ここにはマグロもミカンも柿も梅干しもある。そして坂本冬美の『紀ノ川』もお忘れなく」。夜には、和歌山城の再建50周年記念コンサートを行った。