現役最年少の演歌歌手さくらまや(10)が11日、生まれ故郷の北海道帯広市で初のコンサートを行った。昨年12月に「大漁まつり」でデビューするや、大人顔負けの歌唱力で“平成の美空ひばり”“天才演歌歌手”と異名を取る歌姫だ。2歳でバレエ、3歳でピアノとバイオリンの英才教育を受け、日本舞踊や琴までもこなす芸達者。6歳で全国童謡歌唱コンクールでグランプリも受賞した。

 この日は、同級生や家族ら約500人が見守る中、デビュー曲や「りんご追分」など8曲を堂々と熱唱。姉の真由さん(17)のバイオリンとの共演で童謡「ふるさと」「夕焼小焼」もしっとりと歌い上げた。「緊張はまったくしません。お客さんにも楽しんでもらえて自分も楽しみたい」。

 デビュー曲を手掛けた作曲家岡千秋氏も駆け付け「美空ひばりぐらいの才能がある。30年に1人の逸材」と絶賛した。同郷にはドリカム吉田美和がおり「同じそろばん塾に通っているんです」。

 将来の夢は紅白に出ることで「昨年はテレビで見ました。大橋のぞみちゃんとお友達になりたいです」。紅白出場だけではなく「新人賞もほしい」とビッグな初夢も語った。12日付オリコン演歌チャートは26位に上昇した。

 [2009年1月12日8時47分

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