6日に都内の自宅で遺体で発見された女優大原麗子さん(享年62)の密葬が8日、自宅で営まれた。親族や知人のみで芸能人の弔問は特になく、遺影が報道陣に特別に公開された。その周囲には映画「網走番外地」シリーズや「居酒屋兆治」で共演した高倉健(78)から弔電、森光子(89)、渡辺プロの渡辺美佐会長(80)らから送られた花、特に仲が良かった美空ひばりさんからプレゼントされたディレクターチェア、大原さんお気に入りの絵4枚、デビュー直後から10年ほど前までの写真9枚などが供えられていた。

 弟政光さん(60)によると「姉が生前、死んだらこうしてほしいと頼んでいた通りにレイアウトした」という。また、デビュー間もないころにひばりさんとすき焼きを一緒に食べた際のエピソードも披露。「わたくしどもは生卵につけて食べる習慣がなく、姉は割ってそのまま肉につけていたそうです。『ひばりさんからといて食べるんだよと言われた』と話していました」と振り返った。死因は不整脈による内出血と発表された。

 大原さんは一時期、渡辺プロの系列事務所に所属していた関係で、「お別れの会」は渡辺プロが行うことも明らかになった。

 [2009年8月9日9時3分

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