覚せい剤取締法違反の罪に問われ、東京地裁から懲役1年6月、執行猶予3年の判決が下された女優酒井法子被告(38)が、創造学園大学ソーシャルワーク学部で介護を学ぶための第1歩として、パソコンの練習を始めることが10日、分かった。eラーニングという通信課程で単位を取得するためだ。また、前所属事務所サンミュージックの相沢正久副社長はこの日、すでに酒井被告が面接と小論文の同大の入学試験を受けて合格し、入学金も納付していたことを発表した。

 関係者によると、酒井被告はこれまでパソコンを使っていなかったという。eラーニングではパソコンが不可欠のため、酒井被告はさっそく知人から借り、今週は基本的な使い方を練習し、来週にも受講を開始するという。

 相沢副社長も勉強をバックアップする。米国への留学とツアーコンダクターの経験のある同副社長は、酒井被告が堀越高校に入学する時には、英語の家庭教師を務めていた。大学では一般教養学科で英語の単位取得も必要となるため、同副社長は「また家庭教師をしてもいい。4年で(卒業を)達成させてやりたい」と話した。

 また酒井被告は、ソーシャルワーク学部で介護全般を学ぶものの、介護福祉士の資格を取るかどうかは決めていないという。創造芸術学部音楽学科の授業を受けて、単位互換システムで音楽療法士の資格を取ることもできる。学びながら進路を決めるという。

 [2009年11月11日9時18分

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