女優市川由衣(24)がNHK時代劇「桂ちづる診察日録」(8月28日スタート、土曜午後7時30分)で、ドラマ初主演する。時代劇も初挑戦だ。江戸の街を舞台に、蘭方(らんぽう)と漢方も学んだ女性医師が、さまざまな事件に遭遇しながらたくましく生きる姿を描く。柔術も免許皆伝のスーパーウーマンという設定で、柔術修行中という市川は「最初は苦痛でしたが、人を投げたり、蹴ってたりするのが楽しくて気持ちいい。日常生活で使えたらいい。襲われたときとか」と笑った。

 役作りのため、実際の医療現場も視察し、手術にも立ち会ったという。「脚の骨をつなぐ手術を見ましたが、平気でした。目をそらすことなく、興味津々という感じで見てしまいました」。NHKの菅野高至プロデューサーは「のびしろのある女優。これからの変わり方が楽しみ」と話した。共演は高嶋政伸、戸田恵子、遠藤憲一、三宅裕司ら。

 [2010年5月27日7時59分

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