女優篠原涼子(37)の父勝雄さんが17日に死去し、群馬・桐生市の葬儀場で18日に通夜、19日に葬儀・告別式が営まれたことが分かった。71歳。関係者によると、篠原は2日間とも参列し、最愛の父に最期の別れをしたという。夫の市村正親(61)は篠原と17日深夜、勝雄さんの亡きがらに対面したが、通夜と葬儀・告別式は仕事で欠席した。

 篠原夫妻は14日に実家のある同市内で双方の親族約50人を招いて食事会を行った。05年に婚姻届を提出後、挙式、披露宴を行っていなかった夫妻が、肝臓を患い、入院していた闘病中の勝雄さんに「(篠原の)ウエディングドレス姿を見せたい」と企画。関係者によると、篠原は桂由美さんがデザインしたドレスを披露し、勝雄さんは感激で涙ぐんでいたという。勝雄さんの体調は悪く、食事会も途中で退席していた。

 篠原は2歳の時に母親を病気で亡くし、勝雄さんに男手ひとつで育てられた。3人きょうだいの末っ子で、ひときわかわいがられたという。たっての希望でウエディングドレス姿を見せ、その3日後に勝雄さんは息を引き取ったことになる。

 [2010年8月20日9時22分

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