日本テレビ系「24時間テレビ愛は地球を救う」で、初のニューハーフランナーとして85キロマラソンに挑んだタレントはるな愛(37)が29日夜、東京・日本武道館にすっぴんでゴールした。サプライズで迎えた母初美さんとともに、晴れ晴れとゴールテープを切った。最後は初美さんに「ニューハーフに生んでくれてありがとう。ニューハーフだからこんなチャンスをいただいた。幸せです」と笑顔を向け、抱き締めた。

 子供のころから24時間テレビのファンだったというはるなは「誰かに必要とされる人間になりたい」とマラソンへのチャレンジを決めた。「化粧が落ちるのはイヤ」とフルメークでの完走に執念を燃やしたが、25時間40分の過酷な挑戦で、つけまつげは時間帯によってついていたり、いなかったり。「ひげは1度だけそりました」。この日午後からは完全にメークが落ち、素顔の「大西賢示」(本名)の顔で歯をくいしばって走った。

 ゴール後、「長かったー!!」と会心の笑顔。メーンパーソナリティーのTOKIO長瀬智也(31)の姿を見つけると、この日1番のダッシュで胸に飛び込んだ。国分太一(35)から「かなりすっぴんになってるよ」と指摘されると「えっ、本当ですか」とおろおろ。「今の顔が1番きれいだと思うよ」と言われ「どういうことー!?」と陽気な笑顔に戻っていた。

 [2010年8月30日10時50分

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