ベスト盤「いきものばかり」がヒット中の3人組ユニット、いきものがかりが、来年1月から充電に入ることが9日、分かった。充電の期間は不明だが、関係者によると来年は半年間のスケジュールが空白になっているという。人気絶頂の時期での充電は極めて異例だ。ただ、別の関係者によると新曲発売やプロモーション活動などの表に出る活動はないものの、レコーディングなどの制作活動は続けるという。出場が有力視されている大みそかの「NHK紅白歌合戦」のステージを最後に、歌唱パフォーマンスはしばし見納めとなる見込みだ。

 いきものがかりは今年3月末から9月にかけ、全国47都道府県で60本の全国ツアーを行った。また、ヒットしたNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」が、40万枚を突破。ベスト盤もオリコンチャートの初週で45万枚を突破し、初登場1位にランクイン。現在、アリーナツアーの最中で、11、12日には3人の地元、横浜アリーナでの凱旋(がいせん)ライブも予定されている。

 精力的な活動をしてきただけに、来年も継続して精力的な活動が期待されたが「曲作りの創作期間」として、半年間の充電に入ることになった。アルバムを発売して、最も勢いがある時期に長期間にわたって活動停止するのは異例だが、関係者は「今後もいきものがかりとして活動していくと聞いています。ひと回りもふた回りも大きくなって戻ってくるはずだ」と話している。

 [2010年11月10日9時9分

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