TBS系スペシャルドラマ「3年B組金八先生・ファイナル」(27日午後7時放送)に、近藤真彦(46)をはじめ計151人の卒業生が出演することが6日、分かった。金八先生の第1シリーズがスタートしたのは79年。最終第8シリーズ(07年10月~08年3月)までに、舞台となる桜中学の3年B組からは、約240人の卒業生が巣立っていった。今回出演する151人の卒業生は、以前演じた名前で出演する。

 第1シリーズから出演するのは、近藤のほか、杉田かおる、三原じゅん子参院議員ら17人。ほか第8シリーズまで、KAT-TUN亀梨和也、NEWS増田貴久、加藤成亮、風間俊介、Hey!Say!JUMP薮宏太、八乙女光、小嶺麗奈、本仮屋ユイカ、福田沙紀、忽那汐里ら、男性アイドルから女優まで豪華共演が実現した。そのうちのほとんどが、金八先生(武田鉄矢=61)の定年退職という“卒業式”に出席する場面の撮影に臨んだ。

 同ドラマに多くのアイドルを送り出したジャニーズ事務所からは、近藤を筆頭に本作の主要生徒役、Hey!Say!JUMP岡本圭人(17)まで10人が出演する。近藤は79年第1シリーズに出演後、98年「金八スペシャル9」に出演して以来、13年ぶりの出演となる。本作では、星野清(近藤)が金八先生も更生に手を焼く札付きの不良、景浦(岡本)に対し、3年B組の先輩として助言するシーンなどを撮影した。

 近藤は「『金八』が終わってしまうのはホント残念。でも金八先生ももういい年ですし、普通なら校長先生になっていてもおかしくない年なんですから、先生も卒業させてあげないと。この現場に来ると『よう清、元気か?』『先生も元気ですね』という先生と生徒の会話に自然となって、昔を思い出しますね」としみじみ。金八先生に贈る言葉としては「日本中の先生たちが金八先生みたいな先生になりたいなって思った時期もあっただろうし、そのプレッシャーを抱えて仕事をしてきた32年間だと思うので、これからはその肩の荷を下ろして気楽に過ごしてもらいたいなあと思います。長い間お疲れさまでした」と語った。