俳優松山ケンイチ(26)と女優小雪(34)が今月上旬に結婚していたことが19日、分かった。関係者によると、今月上旬に都内の区役所に婚姻届を提出。小雪は妊娠していない。挙式・披露宴については未定。

 2人は松山が主演した09年公開の映画「カムイ外伝」で共演し、意気投合。同年4月発売の週刊誌で食事デートのツーショット写真が掲載され、交際が発覚した。

 当初2人は交際の事実関係について語らなかったが、約半年後の昨年1月に、松山が映画の会見で初めて交際を認めた。その後、小雪の実家もある都内の自宅マンションに、松山が出入りする姿が何度もキャッチされた。

 昨年の正月、松山は小雪を連れて青森の実家に帰省。2月には、都内で親族を交えて両家での食事会が行われたことが一部週刊誌で報じられていた。別の関係者によると、それぞれのスポンサーには東日本大震災前までに、結婚の報告を済ませていたという。震災が発生したため、先月内の結婚発表を見送っていた。近日中に正式発表されることになりそうだ。

 松山は来年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演。今夏から撮影に入る。08年に宮崎あおい(25)が主演を務めた同じ大河ドラマ「篤姫」の撮影直前、俳優高岡蒼甫(29)と結婚した。松山も宮崎同様、大役を務める前にプライベートで区切りをつけたとみられる。

 小雪はエッセーの中で美しくなれる恋愛について、「自由な中で、お互いを尊敬し合える関係」「ごく自然に思える人じゃないと、結局、長続きしない」などと明言。8歳の年齢差は関係なく敬い合える仲と暗に示していた。2人は俳優、女優として尊敬し合いながら、夫婦としても手を携えて生きていく決意を固めた。

 ◆小雪(こゆき)本名・松山小雪(旧姓加藤)。1976年(昭51)12月18日、神奈川県生まれ。95年にファッション誌「non-no」の専属モデルに。98年、フジテレビ系ドラマ「恋はあせらず」でヒロイン役を務めて女優デビュー。以降CMや00年の映画「ケイゾク」、03年「スパイ・ゾルゲ」、05年「ALWAYS

 三丁目の夕日」など話題映画に多数出演。03年、ハリウッド映画「ラストサムライ」にも出演した。趣味は旅行と手芸、読書。170センチ、血液型O。

 ◆松山ケンイチ(まつやま・けんいち)本名・松山研一。1985年(昭60)3月5日、青森県生まれ。01年にPARCOのキャンペーンでモデルデビュー。03年に「アカルイミライ」で映画デビューを果たし、05年の映画「男たちの大和/YAMATO」で第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。06年には「デスノート」のL役で注目を浴び、08年映画「デトロイト・メタル・シティ」で第32回同賞優秀主演男優賞にノミネート。特技は棒高跳び。12年にはNHK大河ドラマ「平清盛」で主演を務める。180センチ、60キロ。血液型B。