最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は26日までに、ライブドア(LD、現LDH)の粉飾決算事件で旧証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた元社長堀江貴文被告(38)の上告を棄却する決定をした。懲役2年6月とした1、2審判決が確定する。

 -棄却を知ったのは

 堀江被告

 鈴木宗男さんの場合は事前に知っていたらしいが、僕は弘中先生からの電話で起こされて知った。寝耳に水でした。

 -今回の事案と似た粉飾決算事件はすべて執行猶予がついている

 堀江被告

 仮に粉飾が事実だとしても、不公平だとは思う。だが世の中の真理は不公平。それはそれで仕方がない。健全に動いている上場企業をいきなり強制捜査をするというのは異例のことで、うちらしかない。これで個人投資家も市場から離れていった。我々に影響を与えるのはいいが「経済をつぶすなよ」と思う。もう手遅れですけど。

 -ここ数年、立て続けに検察の事件が続いた

 堀江被告

 これから同じような目に遭う人がいないことを祈るばかり。検察は三権分立から独立しているモンスター。みなさん、もっと厳しい目で見ていただいた方がいい。逆に言うと、そんな検察にたてついて、がりがりにやりあった僕が2年6月で済んだのは幸せなことかもれない。

 -中ではどんな生活を

 堀江被告

 ゆっくりと本を読みたい。前回の勾留期間は3カ月で200冊読んだので、今回は2000冊ぐらい読めるのでは。

 -収監までは

 堀江被告

 (予定している)仕事があるので、それが最優先。健康診断はちょうどやったばかりですが、健康面のチェック。たくさんの友達、知人とのお別れ。結構ばたばたでしょうね。