AKB48の大阪発姉妹ユニット、NMB48が4日、7月20日にCDデビューすることを東京ドームシティホールで行われたライブで発表した。オリコン週間ランキングで1位が取れなかった場合、ブルマ姿で公演を行うことを公約に掲げた。自ら試練を与え、デビューにかける意気込みを示した。

 NMB48が2000人を前に、念願のCDデビューを発表した。秋元康氏の作詞で、タイトルは「絶滅黒髪少女」。早速、ライブで同曲を初披露した。さらっと髪をかき上げたり、正座をし、3つ指をついてお辞儀をする独特の振り付けで、ファンをくぎ付けにした。キャプテン山本彩(17)は「AKBさんやSKEさんが歌ったことがない曲調、踊りだったりするので、どういう風に自分たちの色に染めていこうかと考えています」。独自色を打ち出すことを強調した。

 NMB48は、今年1月から活動を始めた。以来わずか約半年でのCDデビュー。山田菜々(19)は「チャンスです。AKBさん、SKEさんに並べるようなグループになるための第1歩として、頑張っていきます」と意気込んだ。

 あえて自らに試練を与えた。オリコン週間ランキングで1位を取れなかった場合、ブルマ姿で公演することを公約に掲げた。ブルマ公演について話が及ぶと、渡辺美優紀(17)は「絶対に嫌!」と笑顔を曇らせた。山本は「ブルマをはかなくて済むよう、頑張ります!」と真剣な表情で初登場首位奪取を誓った。

 9日に第3回AKB48選抜総選挙が開催される。先日発表された速報では山本が25位に、渡辺が34位にランクイン。活動半年とはいえ、全国でNMB48の名前が浸透し始めている。

 選抜メンバー入りも射程圏内。渡辺は「入りたい気持ちはあります。総選挙もCDデビューも知ってもらうチャンス」。山本は「自信はないけど、やる気はあります!」と意気込んだ。選抜総選挙の順位によって、CD売り上げが変わるのは必至。NMB48の両エースはグループのためにも、選抜総選挙での選抜メンバー入りを目指す。