日本の音楽シーンで活躍するビッグアーティストが今年9月、勢ぞろいする。テレビ局初の音楽フェス「テレビ朝日ドリームフェスティバル2011」が9月23~25日の3日間、日本武道館で開催されることが4日、分かった。

 「ミュージックステーション」での25年間の実績を引っさげ、テレビ朝日が満を持して一大イベントを開催する。過去に番組単位で音楽イベントを開催したことはあるが、局を挙げての音楽イベントは初めて。若手社員から「番組ではない音楽フェスを」と声が上がったことがきっかけという。

 山本たかおエグゼクティブプロデューサーは「地方の野外でやる、とがったロックフェスも個人的には大好きなんですが、やはり地上波のキー局がやるフェスとしては、東京のど真ん中で豪華なフェスをやろうと思い、普段あまりフェスに出ないビッグなミュージシャンにもお声掛けをさせていただきました」と話す。

 B’zやL’Arc-en-Ciel、東京事変、GLAYら多くのアーティストが出演を快諾し、これまで音楽フェスに出演してこなかったジャニーズ勢からもTOKIOが初参戦する。参加アーティストは今後もさらに追加発表されるといい、かつてない豪華な顔ぶれになりそうだ。

 武道館はもちろん、東京ドームも満員にしてきたアーティストばかりなだけに、プラチナチケットになるのは必至。今回はスケジュールが合わず出演を見合わせたアーティストも多いといい、山本氏は「1年で終わることなく、毎年続けていきたい」と来年以降の継続と規模拡大を考えている。