近藤真彦(47)がジャニーズ事務所を代表して、東日本大震災復興支援プロジェクト「Marching

 J」による仙台市・八木山動物公園へのパンダ招致活動の詳細を初めて語った。プロジェクトによってパンダ招致と飼育に要する費用5年分を負担すると明言。公園内に設置するパンダ舎に「Marching

 J」の表札を掲げるプランを明かし、募金の使途も明確にする必要もあると強調した。

 ジャニーズ事務所の長男坊的存在である近藤が代表を務める「Marching

 J」の一環としてパンダ招致の検討を始めたのは半年前。復興を優先する仙台市がパンダ招致を断念したとニュースで知った。「子供を喜ばせるだけでなく、東北における経済効果も大きく期待できる」として招致に乗り出した経緯を説明した。

 募金の使途を明確にする意図もあった。「Marching

 J」では昨年4月、所属タレント総動員で募金活動を展開。今も公演会場に募金箱を設置するなど活動を続けている。「ファンの方々や募金してくださった方々に対し、明確にここに使いましたと言える活動にしたかった」。目に見える成果としてパンダ招致は最適だったと判断したという。仙台市に対し、パンダ舎に「Marching

 J」の表札を掲げることも要請している。

 「パンダを呼ぶことができたら、費用5年間分は負担しますと、仙台市にも伝えています」と明かし、長期間にわたる支援を明言した。仙台市では、上野動物園などの場合を参考にすると、招致から飼育までの費用は年間10億円前後とみており、5年間となると総費用は約50億円に達する。

 現在までの「Marching

 J」の募金額については「5円出した子もいれば、1000円の子もいる。発表するのはどうかなと思っています。みなさんが想像する金額より、はるかに下」として、公表しない方針。招致には、ジャニーズ事務所や関連会社も資金を提供していく。

 プロジェクトの期間は当初、約1年間としていた。「最初はパンダのアイデアがなかったので今年3月までと考えていましたが、できれば続けていきたい。エサ代などの募金があったらすてきかな」と話した。