女優宮沢りえ(39)が元プロサーファーで実業家の夫(45)と離婚協議中であることが8日、分かった。所属事務所を通じて発表したコメントで、夫と別居し、代理人の弁護士を介して協議していることなどを明かした。破局の理由は「少しずつ生まれた調和することのできない考え方の違い」という。2人は09年4月に結婚し、同年5月に女児が生まれていた。

 午後4時半前、宮沢は出演する舞台「THE

 BEE」の会場となる東京・水天宮ピットスタジオに愛車に乗って入った。後部座席の宮沢は白のノースリーブにベージュのパンツ姿で、終始うつむいていた。駐車場入り口で待ち構えた約50人の取材陣の「離婚は本当ですか」の問い掛けには無言。30メートルほど離れた場所で車を降りた時には関係者に笑みを見せ、足早にスタジオに入った。

 その後、宮沢は所属事務所を通して文書を発表し、夫と別居し、互いに弁護士を代理人として離婚に向けて協議していることを明かした。「結婚生活の中で少しずつ生まれた調和することのできない考え方の違いが重なり、これ以上共に歩んでいくことは難しいと感じ、このようになりました」。夫はハワイを拠点に活動する元プロサーファーで、大手サングラスのマーケティングを担当。女優として多忙な宮沢と、ハワイと日本を行き来する夫とのすれ違い生活も影響したとみられる。

 宮沢は、07年末にCM撮影でハワイを訪れた際にコーディネーター役の夫と知り合った。妊娠6カ月だった09年2月に“できちゃった婚”を発表。同年4月に婚姻届を提出し、5月20日に女児が誕生した。育児休暇を経て、宮沢は芸能活動を再開し、昨年の大河ドラマ「江」に淀君役で出演。今回の「THE

 BEE」ではストリッパーの妻、警官やリポーターの3役を演じ、東京公演後も全国ツアーに参加するなどスケジュールが詰まっていた。

 今日9日発売の「週刊新潮」によると、夫は浅草のフィリピンクラブの常連で、「りえがいなくなったんだよ。ハワイから帰ってきたら、りえが娘を連れて、家を出て行っちゃってたんだ。おれの荷物だけ残して、あとはもぬけの殻」と話していたという。関係者によると、結婚に反対した宮沢の母光子さんも、今回は黙認。宮沢は娘の親権を譲る気はないという。