ビートたけし(65)とSMAP木村拓哉(39)が共演しているトヨタ「ReBORN」CMシリーズ特別編が、3日放送の「サッカーW杯アジア最終予選日本-オマーン戦」のキックオフ直前に一挙に3分間放送される。同シリーズでたけしは現代に生まれ変わった豊臣秀吉、木村は織田信長を演じている。かつて日本を1つにするために命を懸けた2人が、現代の日本を元気にするためにドライブを続けるというロードムービーCMだ。行く先々で生まれ変わった歴史上の人物と再会する。

 CMは昨年10月にスタート。第1話では、たけしが木村に「オレ、秀吉」と電話をかけ、木村が「サル!」と驚く。第2話で2人が対面。「草履を温めておきました」という木村に、たけしが「草履はオレだろ」と切り返すコミカルなシーンも。たけしの「実はオレ、ちょっとやりたいことあるんだよね」の一言で、2人は東北に向かう。

 第4話で2人は信長の妹、お市の方に出会う。「戦国一の美女」といわれたお市の方は、何とマツコ・デラックスに生まれ変わっていた。木村は「変わり過ぎだろ」とつぶやき、たけしも「オレ、あんたにほれてたんだぜ」とショックを隠せない。第5話で福島のスパリゾートハワイアンズを訪れたマツコは、力強く踊るダンサーに心を打たれ「私残る。ここで踊ってく」と自らクルマを降りる。

 また、第6話で2人は、東北を制覇した武将、伊達政宗(加藤清史郎)に猪苗代湖で出会う。「ずいぶん若く生まれ変わったねえ」と驚くたけし。第7話は政宗が「ちょっとお連れしたいところがあります」と、震災で被害を受けた工場に2人を連れていくという内容だ。

 3日の「ReBORN」CMシリーズ特別編では、第1~6話を一挙に紹介。W杯出場を懸けた熱い戦いの前に、戦国時代の日本を熱くした人間たちのユニークなドラマが展開される。