ジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川氏(80)のギネス認定を記念した舞台「ジャニーズ・ワールド」(11月10日開幕、東京・帝国劇場)が上演前にして、1カ月間、追加公演を行うことが発表された。27日、都内で制作発表が行われ、Hey!Say!JUMP山田涼介(19)が「来年1月に追加公演を行うことが決まりました。新春を盛り上げます」と意気込んだ。帝劇11、12月公演だったが、チケットは即日完売。人気を受け、追加公演が決定した。上演前に追加公演が発表されるのも異例だが、1カ月と長期間は日本演劇史上初だ。

 本作は「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのNO・1シングルをプロデュースした人物」として、昨年9月にギネス認定されたジャニー氏が作、演出、構成を担当する新作。1年=12カ月は戦争、災害、悲しみ、苦しみが続く地球に、13月=ユートピアがあると仮定。プロデューサーと少年が13月を探すべく、宇宙を目指す物語で、ジャニーズの若手タレントが総出演。稽古は来月から開始する。

 JUMP薮宏太(22)がプロデューサー役に決定した以外、出演者にも詳細は一切知らされていない。薮は「かなり緊張します。ジャニーさんから『ストーリーは完璧。後はユーたちの問題だから』と言われました」と戦々恐々。一方、Sexy

 Zone佐藤勝利(15)は「ジャニーズ・スピリットと言えば、『ユー、やっちゃいなよ』。急に何か言われても対応できるのがジャニーズです」と悠然と構えている。ジャニー氏は「どんどん演出も考えてもらいます」と話しており、3カ月間の上演で、若手タレントの飛躍的な成長も期待している。【近藤由美子】