NHKは13日、電車内で20代女性の胸を触ったとして強制わいせつ容疑で逮捕され、不起訴処分となった森本健成アナウンサー(47)を停職3カ月の懲戒処分にすると発表した。発令は20日付の予定。同局は「不起訴とはいえ、職員としてふさわしくない行為で、NHKの信頼を揺るがせた責任は重い」としている。今後は「(テレビなどに)出演させる予定はない」としている。

 森本アナは同局に対し、当時のことについて「酒に酔っていて覚えていない」とした上で「警察で被害者の証言や当時の状況を説明され、自分がやったのだと思った。被害者には心から謝罪したい」としていた。そして「高いモラルが求められる立場でありながら、あってはならないことをした。深く反省している」と話しているという。

 森本アナは11月14日夜、東京の東急田園都市線の車内で、女性の下着の中に手を入れ、胸を触った疑いで警視庁に現行犯逮捕されたが、東京地検は今月7日付で不起訴処分とした。