フジテレビ系ドラマ「鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記」(火曜午後9時、9日スタート)の制作会見が3日、京都市内で行われ、主演の松下奈緒(28)椎名桔平(48)かたせ梨乃(55)若村麻由美(46)堀内敬子(41)大東駿介(27)が出席した。

 母親の急逝により、財務官僚から京都の老舗旅館のおかみを継ぐ女性の奮闘ぶりを松下の主演で描くが、同局の現代劇ドラマで全編京都撮影は初めて。制作サイドは、セットや衣装、料理などの「美術費」に力を入れ、総額は約1億円規模に上ったという。太秦にある東映京都撮影所でのテレビ連続ドラマ撮影では過去最高額で、松下、かたせ、若村の着物は合計50点あり、小売価格で約5000万円の価値としている。

 そんな環境に松下は「うれしい」と笑顔を見せながらも、「6月末まで撮影を頑張りたいです」と気を引き締めていた。