榊原まさとし(62)広子(64)の夫婦と娘の麻理子(32)の親子3人組ダ・カーポが、夫婦デュオに戻ることが16日、分かった。07年にフルート奏者として加入した麻理子が、9月に渡仏して名門エコール・ノルマル音楽院に留学することが決定。19日発売の40周年記念アルバムが親子3人最後の作品となる。3人そろうコンサートは、7月21日の福井公演が最後になる。

 ダ・カーポは、73年にまさとし、広子(旧姓久保田)のフォークデュオとしてデビュー。74年シングル「結婚するって本当ですか」が大ヒットした。2人は80年に結婚。07年に麻理子が加入して「クラシカルなフォーク」という独特のサウンドを構築した。

 東日本大震災以降、公演などで家族の絆の大切さを訴えてきたが、麻理子は、より自身の音楽性を高めたいと留学を決意。6クラスの最上位クラスで2年間、フランスのクラシックを学ぶことになった。まさとしは「自分で決めたことですから、どんな厳しい状況でも自分を高めてほしい」とエールを送り、「さあ、しばらくまた2人でいこうか!」と原点に戻り、今後も活動を続ける。麻理子は「パリでしっかり勉強してまた親子のダ・カーポでお目にかかりたいと思います」と復帰も視野に入れている。