夏休みに入って2回目の日曜日となった28日、東京・代々木第1体育館では、浜崎あゆみ(34)がデビュー15周年全国ツアー最終公演を行った。

 通算405回目の公演となったこの日、浜崎はこれまで発表した241曲からファンが選んだ24曲を披露し、観客に15年間の感謝を伝えた。

 ラスト「MY

 ALL」では歌いながら、感極まって涙した。直前には、マイクを置いて、肉声で「ありがとうございました!」と叫んだ。ファン、バンド、ダンサー、裏方のスタッフ…。15年を支えてくれた全ての関係者に感謝した。「時間がたってゆっくり感じ出したりするのかな」。

 98年4月に「poker

 face」でデビュー。CD総売り上げ枚数はソロ歌手で史上最高の5000万枚を突破した。日本を代表する「歌姫」であり、多くのヒット曲を生み出した「作詞・作曲家」でもあり、公演の演出も自身で手掛けてきた。

 この日も、300リットルの水を入れたプールを6・3メートルの高さにつり上げ、その中で歌唱するなど、サプライズを演出。「私の15年間は皆さんがくれた15年間です」と深く頭を下げた。