芸能活動を休止していた桜田淳子(55)が26日、東京・銀座博品館劇場で一夜限りのファン感謝イベントを開き、約22年ぶりにステージ復帰した。

 変わらぬ歌声、トーク力を発揮した桜田だが、これで「完全復帰」とはなりそうもない。桜田は今も、霊感商法との関わりが指摘されている統一教会の信者であり、テレビ番組、映画など、スポンサーがつく仕事を得るのは至難だ。

 この日、桜田の招待で、来場していたサンミュージックの相沢正久社長も開演前、亡き会長が桜田の統一教会脱会を強く望んでいたことに言及しながら、「その問題がある限り、うちで復帰ということはありえない」と断言した。一方で「事務所が大きくなったのは、淳子ちゃんのおかげでもある。(会長の)通夜に来ていただいたことも含めて、感謝の気持ちを言おうと思いました」と来場理由を語っていた。

 終演後は取材陣に囲まれ、「すばらしいイベントでした。笑いあり、トークありで心温まるイベントでした。来て良かった。本当に」などと話していた。