東方神起、SUPER

 JUNIORらと同じSMエンターテインメントに所属する12人組男性グループ「EXO(エクソ)」が13日、初の日本単独イベントをさいたまスーパーアリーナで開催した。

 メンバーの登場と同時に会場は耳をつんざく大歓声に包まれた。「お待たせしました!」。チェン(21)のあいさつを受け、約2万人の観客は白いペンライトで歓迎。チャンヨル(21)が「幸せで言葉に出来ないです。皆さんの愛を1000倍に返します!」と宣言し、大ヒット曲「Wolf」「Growl」など9曲を全力で披露した。

 EXOは韓国出身8人と中国出身4人で構成し、6人ずつに分かれたEXO-K(Korea=韓国)とEXO-M(Mandarin=中国)として、12年4月に韓中同時デビューした。美顔と完成度の高いパフォーマンスが魅力で、昨年6月発売の初アルバム「XOXO」は韓国で12年ぶりのミリオンセラーを達成。各音楽賞も総ナメした。人気は社会現象化し、アジア各国に広がっている。

 日本でも10、20代の女性中心に支持が広がり、4公演予定だったイベントも1公演追加された。最終的に計5公演10万枚のチケット応募者は50万枚を超えた。この日もグッズ購入に長蛇の列ができ、午前9時半の販売開始時には約5000人が並んだ。

 日本デビューは未定だが手応えはつかんだ。カイ(20)は「もっと日本に来ます」と言い、リーダーのスホ(22)も「単独コンサートに期待してください」。落ち着きを見せているK-POP人気にEXOが再び火をつける。【今西孝江】