HIRO(44)に代わるEXILEの新パフォーマーを決める「パフォーマー
バトル
オーディション」の最終審査が27日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われ、三代目
J
Soul
Brothers岩田剛典(25)ら5人が選出された。EXILEは19人(ステージ上は18人)に生まれ変わり、第4章に入った。
約1万人が息を潜めて見守る中、リーダーのHIROに名前を呼ばれたのはまさかの5人だった。
EXILE
TRIBE(一族)の弟分グループから、三代目
J
Soul
Brothers岩田、GENERATIONSの白浜亜嵐(20)、関口メンディー(23)、一般参加の山本世界(23)と佐藤大樹(19)。岩田ら3人は現グループと兼任になる。
01年に6人で産声を上げた第1章。06年にボーカルTAKAHIROを新たに迎え、7人で再始動した第2章。14人にパワーアップした09年からの第3章。そして、この日はEXILEとして初めて実施したパフォーマーオーディションの応募者約2000人から、HIROに代わるパフォーマーを決める「第4章」スタートの舞台だった。新メンバー発表直後、18人で「Choo
Choo
TRAIN」など2曲を披露。これまでにないスケールの大きなロールダンスで観客を酔わせた。ボーカルATSUSHI(33)も歌詞を「ときめきを運ぶよ
第4章~」と替え、会場を盛り上げた。
新生EXILEとしては7月のシングルリリースと、来年の単独ツアーが既に決まっている。「ゆくゆくはEXILEが名字みたいになって、それぞれのメンバーがやりたいことをやる。そういうクリエーター集団にしたい」。プロデューサーに専念するHIROの語っていた将来像に向け、さらに大きな1歩を踏み出した。
発表後には、客席から18人を見守り、「自分がいない今のEXILEのパフォーマンスは間違いない。選んだ5人全員が将来を背負う。期待が確かな確信になりました」と言い切った。その表情は自信に満ちていた。【松本久】<EXILEの軌跡>◆序章
▼91年
HIROがダンスユニット「Japanese
Soul
Brothers」を結成。
▼99年
HIRO、MATSU、USA、MAKIDAI、SASAの5人組で「J
Soul
Brothers」を結成。
▼01年
SASAが脱退◆第1章
▼同
新ボーカルとしてATSUSHI、SHUNが加入し、EXILEと改名。同9月に「Your
eyes
only~曖昧な僕の輪郭~」を発売。
▼03年
2枚目アルバム「Styles
Of
Beyond」がオリコンで初の首位獲得。3枚目アルバム「EXILE
ENTERTAINMENT」が初のミリオンセラー。ZOOのカバー曲「Choo
Choo
TRAIN」でNHK紅白歌合戦に初出場。
▼06年
3月にボーカルのSHUNがソロ活動移行を理由に脱退。◆第2章
▼同6月
パフォーマーAKIRAが加入。
▼同9月
「ボーカル・バトル・オーディション」を実施し、優勝したTAKAHIROを新ボーカルに迎えて7人組で再出発。
▼08年
ベストアルバム3枚の累計が450万枚突破。「Ti
Amo」でレコード大賞を初受賞。◆第3章
▼09年3月
「二代目
J
Soul
Brothers」の7人が加入し14人に。
▼10年
初のスタジアムツアーで約110万人動員。「I
Wish
For
You」で、男性アーティスト初の日本レコード大賞3連覇。
▼13年
「EXILE
PRIDE」でレコード大賞初の4度目受賞。HIROが紅白歌合戦を最後にパフォーマーを引退。
▼14年1月
HIROに代わるEXILEの新パフォーマー公募する「パフォーマー
バトル
オーディション」の実施を発表。新メンバーを迎え、EXILE第4章に入ることをHIROが宣言。