ユネスコが提唱する地球環境保護活動「ESD(Education

 for

 Sustainable

 Development)」の啓発イベント「ESDフェスタ2014秋in東京」が20日、東京・江東区の日本科学未来館で行われ、タレントで東京海洋大客員准教授のさかなクン、シンガー・ソングライター白井貴子(55)宇宙飛行士山崎直子氏(43)らが公式サポーターとして出席した。

 現在の地球環境が、将来も持続できるような価値観や人材を育てていく活動で、11月に名古屋市でユネスコ世界会議が行われるのを前に開催された。

 活動のテーマは「今日よりいいアースへの学び」。さかなクンは、絶滅危惧種に指定されたニホンウナギを例に出し、地球環境への保護を呼び掛けた。「お魚は環境の変化にものすギョく(ものすごく)敏感。このままだと、2048年には魚がいなくなり、食卓から消えるという学説もあるんですよ。ギョギョ!」。ユニークな言い回しながら真剣な訴えで、訪れた親子連れの驚きを誘った。

 イベントのテーマ曲「僕らは大きな世界の一粒の命」を書き下ろした白井は、「小さい子には、世界中の大地を踏み締めて、自信を持って生きてほしいという思いを込めて作りました」と明かした。山崎氏は「宇宙から地球を見て思ったことは、きれいなだけじゃなくて、生きているということ」と、美しい地球環境の維持に尽力していくことを約束した。