俳優小栗旬(31)とフリーアナウンサー夏目三久(29)が、アニメ映画「ドラえもん

 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~」(八鍬新之介監督、3月8日公開)でゲスト声優を務めることが21日、分かった。夏目は「ドラえもん」初参加で、悪大臣ダブランダーにとらわれた犬の王国バウワンコ王国のスピアナ姫、11年のテレビ朝日系アニメと12年の映画でアイドル、“甘栗旬”役を演じている小栗は、ダブランダーの側近で剣の名手サベール役で出演する。

 アフレコを終えた夏目の顔に、戸惑いと笑みが入り交じった。「本格的なアフレコは初めてで、姫になったこともない。思いをはせる作業は大変でした」。日本テレビ時代の08年に映画「それいけ!

 アンパンマン

 妖精リンリンのひみつ」の猿役で声優経験はあるが、出演時間はわずか。演技経験もほぼ0でアフレコに臨んだが、音響監督の指示に従い、感情の起伏のある役どころを演じきった。「劇場に行って確かめたいけれど…恥ずかしくなって(劇場を)出ちゃうんじゃないか心配です」。

 一方、小栗は「ちょっと悪役を意識してみました。あまり声の仕事で悪役をやったことがなかったので楽しくやらせていただいた」と余裕さえ浮かべた。同作のベースとなる82年「のび太の大魔境」が、「100回くらい子ども時代に見た」ほど大好きだという。

 それぞれ立ち位置は違うが“ドラえもん愛”は1つで、夏目が「子どものころ、何度も何度も見てワクワク、ドキドキしてきました。それを少しでも感じ取ってもらえたら」と言えば、小栗も「ドラえもんと一緒に冒険したい」と胸を躍らせた。

 ◆「ドラえもん

 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~」

 夏休みのある日、のび太(声・大原めぐみ)は大冒険にあこがれ、航空写真の中から秘境を探していた。そんな中、空き地で子犬・ペコに出会い飼うことになる。そのペコが山積みの航空写真の中から、ジャングルの奥地に立つ謎の巨神像を見つけた。のび太たち5人とペコは、「探検隊」として未開のジャングルを乗り越え、人間とは別に独自の進化を遂げ、科学が発達した犬の王国「バウワンコ」王国にたどり着いた。