人気子役の芦田愛菜(9)が21日、都内で初主演映画「円卓」の初日舞台あいさつに、行定勲監督(45)と2人で出席した。制作当初の台本読み合わせ段階から、出演者でただ1人だけセリフを完璧に覚えてきて同監督らを驚かせたという。「最近は、江戸川乱歩さんの推理小説が好きで、探偵シャーロック・ホームズのような役もやってみたいです」とニッコリ。

 司会者の質問を聞き間違えた行定監督にツッコミを入れるなど、「ボケ役の父」と「ツッコミ役の娘」のお笑いコンビ漫才のようなトークで爆笑させた。監督は「愛菜ちゃんのように、子供でも他人を思いやれるイマジンを持っている。先日やじを飛ばした都議会議員さんは、イマジンが足りないから、映画を見た方がいい」と都議会のセクハラやじ問題という時事ネタもからめて、「それにしても愛菜ちゃんはいつも話がまとまってて、一緒の私はプレッシャーだ」と頭をかいていた。