乃木坂46橋本奈々未(23)が19日、ニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」(水曜深夜1時)に生出演し、自身の誕生日である来年2月20日をめどにグループからの卒業を発表した。また卒業後は芸能界を引退することも明かした。

 この日は桜井玲香(22)と生田絵梨花(19)と共に出演した。番組開始から約30分がたった頃に、橋本が切り出した。

 「こうやって私1人の時間が流れて、なんとなくみなさんあれって、タイトルもあれって思った人もいるかと思うんですが、乃木坂46の橋本奈々未ですが、今回のシングル『サヨナラの意味』の活動をして、私自身の誕生日、2月20日なんですが、そこを目安として卒業します」。

 明確な卒業日については決まっておらず「はっきりしていないのですが、おおよそあと4カ月ありますので、11月9日のシングル発売、その間の活動もありますので、これからもまたよろしくお願いいたします」と話した。

 卒業後は芸能界も引退するといい「一般社会で、来年の誕生日で24歳になってからは普通の女性として生きていこうと思っています。なので本当に乃木坂46の橋本奈々未として芸能界で活動を初めて、そのまま終わろうと思っています」。

 メンバーには新曲の選抜発表の時に卒業の意思を明かしたといい、この日共演した桜井と生田については「今回オールナイトニッポンで卒業発表すると決まった時に、『誰がいい』ってスタッフさんに聞かれて、私は生ちゃんと玲香を指名しました」と明かした。その理由について「卒業発表した時に、玲香とか泣いて駆け寄ってきてくれて。生ちゃんもだけど、その日の夜にLINEをくれて、他にもくれた子いたんだけど。2人ともずるくない人だと思うの。自分に対して。それがすごくいいなって思っていた」と話した。

 「私もわりと感情が表に出る方なんだけど、2人は私と同じ感情を持ったときにぐっとこらえるタイプだと思っていて、私と似てるだろうなって思うところがあって、すごい支えられていて、考え方とか。これからも頑張って欲しいなって。私からしてあげられることはないけど、これからもずるくない正直な2人のままで強く生きてほしいなって思って。今日2人が発表の時にいたら心強いなって思って、忙しいのにお願いしちゃった」と明かした。

 橋本の思いを聞いた桜井は「私は一応キャプテンってことでやってて、ななみんの意見はすごく貴重だったというか、的を射ていることが多くて。私もななみんとどこか考えが似てる部分があるなっていうのは感じてて、そう思っていたからこそ頑張ってきたところがあるから、すごい大きな柱がなくなるような感じがあるんだけど、いつまでも頼ってられないからね」と涙ぐみながら話した。

 橋本は11年8月の加入当時は、現役美大生だった。小4の時に全国統一公開模試で1位を獲得し、これまで1000冊以上の本を読んだという知性派で、時にシニカルでユーモアあふれる言動でファンを魅了した。一方、ショートカットの美貌で、白石麻衣(24)とはルックス面での2枚看板を背負ってきた。13年に「SUMMER NUDE」「BAD BOYS J」などの連続ドラマに出演し、昨年3月からはファッション誌「CanCam」の専属モデルも務めるなど、女性ファンも多い。

 この日の番組内では新曲のタイトル「サヨナラの意味」(来月9日発売)も発表。橋本は同曲で初めてセンターポジションに挑戦する意気込みも語った。