第92回選抜高校野球(19日開幕、甲子園)の開催可否を決める臨時運営委員会が、11日に大阪市内で行われ、センバツ史上初の中止が決定した。

▽巨人原監督 「結果に関しては、最善の中での結論に至ったというところでしょう。ただ、残念だという気持ち、高校球児の気持ちも分かりますね。」

▽巨人元木ヘッドコーチ(上宮高で甲子園に3度出場)「かわいそうだよね。しょうがないっちゃ、しょうがないけど。甲子園は夢の舞台。いい思い出も嫌な思い出もあるけど、野球人生においても大きな力をくれる。何か違う形でね。夏終わってからとかでも、大会に出してあげてほしいね」

▽巨人岡本「3年生にとっては、初めて出る高校もあったかもしれない。もちろん残念な気持ちだけど、それが全てではない。逆に夏の大会に向けてのモチベーションにつながるかもしれない」

▽ソフトバンク王貞治球団会長「あれだけの大会が中止だからね。我々もショックだよね。中止や延期を望んでいる人はいない。今のままじゃ(世の中が)暗いから、何とか明るくしないとね」

▽ソフトバンク工藤監督(名古屋電気OB)「そこに至るまで、みなさん大変な思いをしてきたと思う。高野連のみなさんも苦渋の決断だったと思います。球児のみなさんはこういう結果になったけど、前を向いて頑張ってほしい。また夏に勝ち取れるように。あきらめないで頑張ってほしいと思います」。

▽ソフトバンク和田(浜田OB)「非常に残念。自分も高校球児でしたし、甲子園で野球をやりたい思いで高校に入った。そういう夢がこういう形になって、残念というか無念の一言ですね」

▽ソフトバンク今宮(明豊OB)「残念ですよね。状況が状況なのでね。判断する方も難しかったと思う。こうなった以上はもう、夏に向けて頑張ってもらいたい。切り替えることは難しいと思いますが、それが大事だと思います」

▽西武源田(センバツ出場が決まっていた母校・大分商の後輩に)「楽しみにしていたけどしょうがないことなので。夏に向けて、自信を持って頑張ってほしい」

▽楽天安楽(済美高2年春に準優勝)「甲子園に出場する機会は限りなく少ない。春は21世紀枠などもありますが、夏のチャンスはもっと少ない。甲子園に出れば、孫の代まで自慢できる。僕も誇りに持ってやってきた。大学の進学にも関わってきますし、できれば日にちを伸ばしてでもやってほしかったな、とは思います」

▽楽天内田(常総学院で春1度、夏2度の甲子園出場)「僕の地元の磐城高校も出る予定だったので、かわいそうだと思います。甲子園に行くまでは全くプロは意識していなかった。行けるものだと思っていなかった。甲子園は野球をしていて楽しい場所でした。本当にかわいそうです」

▽楽天黒川(智弁和歌山で春夏通じて全5度の甲子園出場)「選抜に出場するために準備してきたと思いますが、こういう状況なので仕方ないと思います」

▽オリックスT-岡田(履正社OB)「残念ですね。夏もありますけど、高校生はまずそこ(センバツ)を目指していたと思うので。決まっていた高校は…特に。頑張っている球児たちの姿を見るのが楽しみで、いい刺激をもらってました」

▽オリックス吉田正(敦賀気比、青学大OB)「球児がかわいそうですね。ただ、(試合を)やっても無観客だっただろうし、複雑ですね。(自分が)センバツに出たときのモチベーションも覚えている。甲子園で活躍したいと思ってました。一番は早くプレーできるようになることですね」

▽オリックス山崎福(日大三OB)「高校生はかわいそうですね。甲子園に出たいという思いでやっていた。その経験が今でも生きています」

▽中日根尾(大阪桐蔭OB)「無観客でやるのかと思っていましたが、仕方がないですね。春に向けて冬に頑張ってきた球児には春の分を夏に向けてほしい。ただ、球児の気持ちになると残念だしかわいそう。やってもよかったのかなとも思います」

▽中日平田(大阪桐蔭OB)「すごく残念に思います。夏の甲子園に出られるように頑張ってほしい」

▽中日郡司(22=慶大、仙台育英OB)「選手の気持ちを考えるとかわいそうだし、悔しいと思う。ぼくは甲子園に出てなければプロになってなかった。夏に向けて頑張ってほしい」

▽ヤクルト山田哲(3年夏に出場。母校履正社は昨夏初優勝)「すごい残念です。個人的な感情としては、野球をしている人からしたら、開催してほしかったですが、日本全体がこういう状況なので仕方ないのかなと思う。難しいですが。小さい頃からいろんな方にお世話になって、甲子園でプレーすることで感謝の気持ちが表すことができると思っている」

▽ヤクルト小川(成章で3年春に21世紀枠で出場)「選手は、センバツを目標に日々努力をしてきたと思うので、かわいそう。悲しいけど、高校野球だけやるのも難しいのかなと思う。(21世紀枠での出場は)先輩のおかげで出場できたし、町全体が盛り上がった。1球ごとにスタンドが沸く貴重な経験ができた場所」

▽ヤクルト浜田(明豊で2年夏に出場。2学年下の出場予定だった後輩と)「今日までずっと連絡を取っていて、気になっていた。すごくかわいそう。中止になったからには、気持ちを切り替えて、夏に向けて頑張ってほしいと伝えたい」

▽ヤクルト高橋(龍谷大平安で2年春のセンバツ初優勝)「かわいそう、しかない。選手はショックだと思う。今の僕があるのは、あの大会で優勝したからだと思っている」

▽ヤクルト森岡内野守備走塁コーチ(明徳義塾主将として02年の甲子園優勝)「残念です。(選手には)何と声をかけていいか分からない。それでも前を向いて頑張らないといけないと思いますが…。一高校野球ファンとして、春できなかった分を次の夏の大会で頑張ってほしい。(自身は3年の)センバツで負けたから、その後練習をして、練習試合も無敗で甲子園優勝ができたと思う」