阪神新井良太内野手(31)が、鳴尾浜で自主トレに取り組み、順調な仕上がりをアピールした。19日、和田監督や平田ヘッドらが視察する中、上本と三塁の位置でノックを受けた。軽快にさばき、昨年痛めた腰も「今のところは順調。(和田監督が)気にかけてくださっている。練習量を増やしていきたい」と問題ない様子だった。

 新井の動きを確認し、和田監督が歩み寄った。グラウンドで約10分間、会話を交わし和田監督は「現状の仕上がり具合を聞いた。ここまでは順調」とうなずいた。

 調子は右肩上がりだが、1軍沖縄・宜野座キャンプ参加へは念のため慎重な姿勢だ。平田ヘッドは「性格的に無理してもらっても困る。そのあたりは時間を置いて決断しようということ」と説明。新井も「上の方が決められることなので」と淡々と話した。最終決定の23日を待つ。