反社会勢力への闇営業が発覚し、前日1日に所属のワタナベエンターテインメントから今年8月末までの謹慎期間が発表されたお笑いコンビ、ザブングルが2日、同事務所に出勤した。2人は、日刊スポーツの同社前での直撃取材に応じ、「謹慎期間中にしっかり反省したいと思います」と頭を下げ、「詐欺グループの被害者の方やファンの皆様、関係者様に対して、大変、申し訳ないと思っております。深く反省しています」とコメントした。

同事務所からは、2人が謹慎期間中にボランティア活動と同事務所の事務サポート業務を行うことも発表されている。反響は大きく、所属事務所の関係者は「ボランティアの受け入れの問い合わせが電話などで20件以上、頂きました。本人たちも『本当に、ありがたいです』と感謝しており、近日中に、ボランティア先も決めたい」としている。

同事務所が1日に発表した文書では「今回の事件の重大さを痛感しておりますが、過ちを犯した所属タレントに対しては過ちを厳しく追及し、真摯(しんし)に反省させ、今後同様のことが行われないよう再発防止策を講じることが多くのタレントを抱える芸能プロダクションとしての弊社の役割、使命であると考えております」とし、コンプライアンス徹底のため弁護士や警察関係者も含めた社内セミナーを実施予定だという。