ダウンタウン松本人志(51)が11月30日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、“小4なりすまし”騒動をめぐる安倍晋三首相(60)の言動に対し、「ヒステリックになり過ぎているな……」と首を傾げた。

 NPO法人に所属していた大学生が小学4年生になりすまして「どうして解散するんですか?」というサイトを開設し、この時期に衆議院を解散することを踏み切った安倍首相を批判した今回の騒動。安倍首相は一連の投稿に対し、先月25日に自身のFacebookで「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」というコメント。さらに同26日にも、「私の言動に関心を持っていただき、忌憚(きたん)なく意見を述べていただいたことは、一政治家としてやりがいの原点となります」と述べた上で、「ただし意見の内容や意見を述べる人の立場に嘘や偽りがあってはいけません」などとコメントしていた。

 そのことについて、ゲストの脳科学者である茂木健一郎氏(52)が自身のTwitterで大学生を擁護するかのようなコメントをして、炎上したことを語りトークが始まった。進行役のタレント東野幸治(47)が「そんなに安倍首相が怒らんでも……」と切り出すと、松本も「ちょっと(安倍首相は)ヒステリックになり過ぎているな……」と首を傾げた。

 またゲストで宮沢喜一元首相の孫でタレントのラフルアー宮沢エマ(26)が安倍首相のコメントについて「強い言葉を使っていてセンシティブ(敏感)になられている」と発言し、さらにゲストのタレント武井壮(41)も「大学生がサイトなどで『どうして解散するんですか?』などと書いたことに一国の首相が『最も卑劣な行為』って、もっと卑劣な行為、もっと(他に)あるでしょう」と渋面で語った。松本は武井らの発言に頷き「もしこの大学生が自殺でもしようものなら大変なことになる」と首相のコメントによる影響を心配した。