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<ナビスコ杯決勝3日決勝、東京vs浦和>
初タイトルを狙う東京とV2を目指す浦和が3日、ナビスコ杯決勝で激突する。東京の青赤と浦和の赤のチームカラーのように、共通点もある一方で対照的でもある両クラブの選手らを3回にわたって紹介します。第1回は、浦和の強力FW封じに闘志を燃やす東京DF藤山竜仁(31)。東京ガス時代に検針員として働いていた苦労人だ。
藤山が61得点の浦和攻撃陣ストップに名乗りを上げる。この日の広島戦に90分フル出場し、安定した守備でナビスコ杯決勝出場をアピールした。最終ラインならどこでもこなせる守備の職人。代表戦などで抜ける加地や茂庭の穴を埋め、初の決勝進出に貢献した。「検針員もやっていたし、入ったときはJ1なんて…。あっという間ですね」。
東京ガス時代を知る数少ない選手で、FWアマラオ移籍後は生え抜き最年長になった。92年に社員として東京ガスに入社。94年にプロ契約するまで、検針担当員として中野区周辺を時には1日100軒、自転車で回った。まじめで献身的な仕事ぶりは、サッカーにも通じる。身長170センチながら、センターバックもこなせるようにスピードに磨きをかけた。
代表組不在のチームを支えた自負はあるが、決勝では全選手に出場チャンスがある。しかも第2Sで唯一、浦和に土をつけた試合には出場していない。それでも「できれば最後にピッチに立っていたい。優勝したら、監督の後に自分も胴上げしてくれないかな」。
コツコツと積み上げた年俸は足掛け13年で、Jでは高額の3000万円にまでになった。それでも同1億8000万円の浦和FWエメルソンの6分の1だが、勝利への思いでは負けない。【北村典子】
[2004/11/1/10:30 紙面から]
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