DF室屋成(東京)は後半から右サイドバックに入り、安定感のあるプレーを披露した。

 1対1の強さは相変わらずで、主審に見えないようにユニホームをつかみ合いながら競り合う姿はブラジル人選手も顔負け。クロスに頭から突っ込んで額を蹴られ、たんこぶをつくったが「大丈夫です」と笑い飛ばし、タフなところを見せた。

 左足骨折による長期離脱を経ての代表入りだが、1月の最終予選と見劣りしない水準まで復調してきた。「まだコンディションは上がる」と語るなど頼もしい。