五輪初出場で世界ランク117位のダニエル太郎(23=エイブル)が同81位のカイル・エドモンド(21=英国)を6-4、7-5のストレートで下した。

 第1セットは第2ゲームでブレークされたが、第5ゲームでブレークバックした。ベースライン後方からラリー戦に持ち込み、粘り強く返球をし続けて相手のミスを誘発。第9ゲームで2度目のブレークを奪った。

 第2セット6-5の12ゲーム目のマッチポイントをフォアハンドでクロスに打ち込み、相手のミスを誘うと大きくガッツポーズをして喜んだ。

 ダニエルは「序盤は硬くなってしまったが、ブレークバックできて冷静にやれた。攻めと守りがいいバランスで、ほぼ完璧に出来た」と満足した。

 1回戦も第14シードのジャック・ソック(23=米国)をストレートで下し、2戦連続で格上を撃破。16強入りは88年ソウル大会以降、錦織圭に続き2人目となる。

 3回戦ではジョコビッチ(セルビア)、ソウザ(ポルトガル)を下して勝ち上がってきた世界ランク141位のデルポトロ(アルゼンチン)と対戦する。