世界選手権3連覇の登坂絵莉(22=東新住建)が決勝進出を決めた。五輪初出場で銀メダル以上を確定させた。

 2月のアジア選手権準決勝で敗れた孫亜楠(23=中国)に8-3の判定勝ちでリベンジを果たした。

 第1ピリオド、投げにかかったところをかわされ、ポイントを許した。だが、第2ピリオドにバックを奪い、アンクルホールドも決めて逆転した。

 試合前には「ずっと憧れてきた舞台で楽しみ。世界選手権のチャンピオンは3回なっているので、何が何でもオリンピックでチャンピオンになりたい」と話し、並々ならぬ決意で臨んでいた。

 初戦の2回戦はジュルジズ・エシモワ(28=カザフスタン)に下半身のタックルを決めるなど判定勝ち(6-0)で危なげないスタートをきった。

 続く準々決勝はヘイリー・アウゲロ(21=米国)に第1ピリオドは警告のみの1ポイントしかリードを奪えなかったが、第2ピリオドに入り、相手のバックを取るなど地力を発揮。判定勝ち(11-2)し徐々に調子を上げてきていた。