メガワンダー1番時計父再現だ/宝塚記念
<宝塚記念:追い切り>
金鯱賞を快勝して宝塚記念に上り調子で挑むサクラメガワンダー(牡6、栗東・友道)が25日、坂路でハードに追われてG1初制覇へ態勢を整えた
勝負の追い切りをかけた。前半から飛ばすサクラメガワンダーに、福永騎手は残り200メートル手前から手綱をしごいて前進をうながす。ゴール前では左ステッキまで飛んだ。この馬にとっては異例となるレース当該週のハード調教。あん上の要求に応え、豪快にゴールへ突き進んだ。800メートル52秒1、ラスト12秒9。文句なしの1番時計をマークした。「いい動きだった。先週が軽めだったので今日はビッシリという指示だった。前走よりも明らかに良くなっている」。友道師は迫力満点の追い切りを満足そうに振り返った。
以前は輸送に弱い体質だったため、長距離輸送を伴うレースでは直前ソフトな調教を余儀なくされた。今回は当日輸送で臨める阪神のG1。しかも、昨年末から春の目標に掲げていたレースだ。金鯱賞をステップにしたローテーションは昨年と同じでも、容赦ない攻めを施せるのは地元開催に加え状態がいいからにほかならない。「去年は金鯱賞でピークを迎えて、それを維持していく調整だった。今回は状態が七~八分だった金鯱賞をたたいて上り調子で行けるからね」。理想的なステップで大一番に臨む。
「G1勝っていないけどそんなに差はない」と友道師は胸を張る。大本命ディープスカイに対しても「切れ味ならかなわないとは思わない。直線を向くまでは見ていった方がいいんじゃないか」。理想は99年、父グラスワンダーが本命馬スペシャルウィークをマークして差し切ったシーン。父の姿を追いかける。
[2009年6月26日8時45分 紙面から]
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