日本代表のFW本田圭佑(28=ACミラン)が、途中出場で1得点1アシストの大活躍を見せた。

 ハリルホジッチ体制の初陣は、香川らとともにベンチスタート。後半15分から登場すると、同33分に左クロスから岡崎の先制弾をアシスト。その5分後には自ら宇佐美へと出したボールが、岡崎と香川を経由し、一度は相手GKが弾いたボールを左足で押し込んだ。

 本田は「(自分の)プレーは変えていないです。組織が変わっただけ。ミランでもこれができるはず」と持論を展開。さらに「監督の初試合。途中で出た選手が結果を残したでしょ。それって、監督の質なんじゃないかなと思うんですよね。というのは、サブの選手まで準備させて、出た時にしっかりと自分たちの役割を果たす。流れは変えるという役割を求められて(岡崎と)2人が入ってから、すぐに変えられたという風に思っているし、それがゴールという形につながって本当に良かったと思います」と話した。

 14年W杯ブラジル大会は1次リーグ敗退。今年1月のアジア杯も本田自らPKを外して8強止まり。日本は結果を残せていない。

 本田は「W杯もアジア杯も負けた。何かしらの原因がある。1日、1勝というもので築いていけるものではないが、辛抱強く勝利を続けていくしかない。どういうチームに変化していくのか。彼(新監督)の目指すべき指針に向かって、やるべきことをやるだけです」としっかりとした口調で語った。