2回戦14試合が行われ、高円宮杯プリンスリーグ東海に所属するシード5校(準々決勝から登場の東海大静岡翔洋を除く)などが初戦を迎えた。前回王者の浜松開誠館は、沼津中央に快勝。FW外山裕大(2年)の先制点を口火に6点を挙げた。清水桜が丘は1-0で浜松市立に勝利。2年連続で初戦を突破した。8強入りを懸けた3回戦は23日に行われる。

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2連覇を狙う浜松開誠館の戦いが、6発快勝で幕を開けた。0-0で迎えた前半30分、中央でパスを受けたFW外山が右足一閃(いっせん)。ゴール左隅を射抜いた。「なかなか点が取れずに焦っていた。その中で取れて素直にうれしかった」。祝福に駆け寄る仲間とハイタッチを交わした。

貴重な先制点をもたらした背番号「20」の言葉通り、序盤は精彩を欠き、前半をこの1点で折り返した。青嶋文明監督(57)は「1人1人が結果を出したい気持ちが強いことは良いこと。ただ、それが空回りしていた。一番良くないのは力を発揮できないこと」。ハーフタイムに、試合を楽しむことや力の入れどころなどを整理して選手を後半のピッチに送り出した。

指揮官の言葉で初戦の硬さが消える。後半開始から出場したMF小関陽生(3年)が、公式戦初のハットトリックを達成するなど5得点。前日16日の1回戦で県大会初出場初勝利を挙げて勢いに乗る相手を退けた。共同主将の1人で、自らも左足ミドルでネットを揺らしたMF古橋藍伍(3年)は「後半は楽しめたと思う。勝つことが1番。次につなげて良かった」と振り返り、一息ついた。

3回戦では浜名と対戦する。古橋は「優勝が目標だけど、1試合1試合、しっかり勝っていきたい」。小関も「チームの目標である連覇に向けて、もっとハードワークをしていきたい」とゴールラッシュでの白星発進にも浮かれず、口元を引き締めた。【前田和哉】