FIFAランク4位のなでしこジャパンが1-0で同10位のオーストラリアを破り、2大会連続の4強進出を果たした。

 0-0で迎えた後半42分、途中出場のFW岩渕真奈(22)がゴール前の混戦からW杯初得点となる値千金の右足シュートを決めて勝利を引き寄せた。

 フィジカルを生かした守備で相手の攻撃の芽を摘み、攻撃では左足から巧みなパスを繰り出し、この試合の最優秀選手に選ばれたMF宇津木瑠美(26)は「最後は気持ちしかなかった。最後はそれに尽きる。MVP? 自分はボランチとして(ボールを)取るところで、目立つところではあったので。自分からしたらみんながMVP。日本の持っている技術が世界に通用することを発揮できたのが良かった。準決勝? 気持ちは切らさないけど、(間隔が)3日間あるのでリフレッシュして、体と心をクリアにして、もう一度集中しなおせるようにしたい」と話した。