なでしこジャパンの佐々木則夫監督(57)がギリギリまでメンバーの競争をあおってチームを底上げし、リオデジャネイロ五輪出場権獲得を目指す。日本協会は14日、沖縄・石垣島合宿(18日から9日間)の代表候補を発表。故障した昨年の女子W杯以来の招集となるMF安藤ら海外組も含めた26人が名を連ねた。

 右膝の外側側副靱帯(じんたい)断裂からの復帰を目指す岩渕(Bミュンヘン)は候補から外れたが、佐々木監督は回復次第で予選メンバーに入れる意向を示した。22歳の岩渕は右膝の故障を乗り越えて昨夏のW杯に出場し、準々決勝のオーストラリア戦で決勝点。しかし大会後に再び負傷し、手術を受けた。佐々木監督は「まだクラブで公式戦に出ていない。そこをチェックして選出するかどうか決めたい」と話した。