なでしこジャパンFW大儀見優季(28=フランクフルト)が26日、昨年引退した澤穂希さんから受け継いだ背番号「10」について、発表後初めて口を開いた。

 直前合宿の5日目は、大阪・堺市内で約2時間のトレーニング。冒頭の15分間が報道陣に公開された。

 練習を終えると、大儀見は背番号10の重みを、丁寧に言葉を選びながら語った。「意識しないのは無理だろうし、それなりのプレッシャーを感じる。そのプレッシャーを感じるのは自分しかいない。それは自分に対する壁。乗り越えないといけない壁になる」。現時点で澤さんからのアドバイスなどはなく、自らが描く理想像に近づく毎日が始まる。「サッカーに対する姿勢をぶれさせないことが、そこ(理想像)につながってくると思う」と今後のスタンスを示した。