<キリンチャレンジ杯:日本1-0アルゼンチン>◇8日◇埼玉

 日本が先制点を奪った。前半19分、右MFに入ったFW岡崎慎司が、ゴール前中央のFW本田圭佑へ折り返した。相手DFのクリアボールをMF長谷部誠が拾ってミドルシュート。相手GKの弾いたこぼれ球に岡崎が走り込み、右足で蹴り込んだ。アルゼンチンは前半33分に負傷したD・ミリトに代わってイグアインが、同終了間際にはカンビアッソに代わってボラッティが途中出場した。

 前半リードで折り返した日本は後半20分、FW森本貴幸に代わってFW前田遼一が出場。同25分に右クロスを受けて素早い反転から左足シュート。同43分にもドリブル独走からシュートを放つなど攻撃の起点に。アルゼンチンはメッシ、テベスら強力攻撃陣のパスワークで守備網突破を図ったが、日本の素早いプレスに手を焼き、無得点でW杯南アフリカ大会後の初黒星を喫した。

 日本は対アルゼンチン戦7試合目で初勝利。ザッケローニ新監督の初陣を大金星で飾った。