なでしこジャパン監督続投の意思を固めた佐々木則夫監督(54)が30日、岩手・陸前高田市内で「スポーツこころのプロジェクト

 スポーツ笑顔の教室」の夢先生を務めた。東日本大震災の被害を受けた子どもたちを支援する事業で、昨年10月以来2度目の参加。この日、午前は同市立小友小の5、6年生33人。午後は同広田小の6年生18人と触れ合った。「私自身も教員は憧れだったし、それぞれの小学校が個性があって、元気ハツラツだった。周りでサポートしてくれる人の感謝の気持ちを忘れないでほしい。なでしこであれ、僕であれ同じです」と充実感に満ちていた。今年は2月には台風の甚大な被害を受けた和歌山、3月には東日本大震災の影響を受けた宮城、ロンドン五輪前の7月には液状化現象が激しかった千葉でなでしこジャパンの合宿開催を、みずから提案し実行した。「明日は(岩手県)大槌にも行きますし、夢先生は今後もタイミングがあえば積極的にやらせていただきたい」と話した。