アジア杯で日本と戦うヨルダン代表のFWハイルが、16日のパレスチナ戦に出場できない見通しとなった。

 同FWは初戦のイラク戦後、ドーピング検査中に嘔吐(おうと)。低体温症と低血圧で、検査を完了せずに半昏睡(こんすい)状態でホテルへ戻った。ヨルダン協会は室温の低さと、塩分や電解物質が与えられず、十分な医療行為がなかったことを批判。アジア連盟へ不服申し立てを行った。ハイルは13年3月に行われたW杯ブラジル大会アジア予選の日本戦で、決勝ゴールを挙げている。20日の日本戦にも出場できなくなれば、日本にとってはアドバンテージとなる。