リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23(23歳以下)アジア選手権で準決勝に進出した日本が23日、ドーハ市内で練習した。

 延長戦の末に3-0で勝った前日の準々決勝イラン戦の先発組11人と、途中出場で決勝弾のMF豊川雄太(21=岡山)、FW浅野拓磨(21=広島)はホテルでプールに入って回復に努めた。発熱でイラン戦を欠場したMF井手口陽介(19=G大阪)は38度台まで上昇したため、引き続き静養。16日のタイ戦で右の股関節周辺に炎症を起こしたFW鈴木武蔵(21=新潟)は、万全を期すために市内の病院でMRI検査を受けた。

 手倉森誠監督(48)の携帯電話には日本からの祝福メールが殺到したといい「寝ようと思ったら、深夜1時から4時(日本時間午前7時から10時)くらいまでバンバン来て」とうれしい悲鳴。イラン戦の余韻もそこそこに、勝てば五輪出場が確定する26日の準決勝(相手未定)に向けて「イラクが来てもUAE(アラブ首長国連邦)が来ても、勝たないとイラン戦の勝利が元も子もなくなる。一発で勝って決めたい」と、3位決定戦に回る考えが一切ないことを強調した。