J3藤枝はホーム開幕戦で琉球と引き分けた。序盤から相手にロングボールで押し込まれ攻撃が停滞。大石篤人監督(38)は前半35分、MF沓掛勇太(23)に代えMF小川直毅(19)を投入した。小川がサイドを切り裂き攻撃のリズムをつくり、後半はカウンターからチャンスメーク。だが、琉球の堅守を崩すことができず、ドローに終わった。
小川は今季、J1優勝チームのG大阪から2カテゴリー下の藤枝MYFCに期限付き移籍した。プライドを封印し「必要としてくれるし自分が成長できるなら」と、悩んだ末に移籍を決意したという。攻守で持ち味を発揮し、2戦連続で途中出場も「得点に絡まなければ。本当に怖い選手はどんなに引いた相手でもやり切る。先発で使ってもらえるようにならないと」と貪欲だ。
藤枝ではフィジカルも鍛えられ、プレスバックなど守備面も成長の手応えを感じている。引いた相手を崩すアイデア、中盤からボールを引き出す動きの課題を口にし「(G大阪に)戻ったときに活躍することが藤枝への恩返しにもなる」と話す。指揮官は「オーラはあるが結果がすべて。彼にはフィニッシュまでもっとやってもらいたい」と大きな期待を寄せた。【岩田千代巳】



