柏がベスト8進出へ王手をかけた。決勝トーナメント1回戦第1戦は、敵地で水原(韓国)に逆転勝ち。1点を追う前半12分にMF茨田(ばらだ)陽生(23)のゴールで追い付き、その後はFWレアンドロ(30)が勝ち越し、ダメ押しの2得点を挙げて先勝した。5月は公式戦未勝利が続いたが、敵地で貴重な3発を刻むなど13年の4強を超える初優勝へ好発進。第2戦は26日にホームで行う。
敵地で3発をたたき込んだ。韓国まで駆けつけたサポーターとともに、万歳で喜びを分かち合った。1-1で迎えた前半30分、ペナルティーエリア内で武富が倒されてPKを獲得。1次リーグで3得点のエース工藤が先発を外れた中、レアンドロがしっかりPKを決め、勝ち越した。吉田監督は「みんなよく走ってくれた」と喜んだ。
逆境もすぐにはねのけた。前半2分にいきなり失点。その10分後に、茨田が右足で同点ゴールを決めた。「GKの位置が見えて、打って見たら入った」。1点リードの後半にもレアンドロが追加点を挙げた。茨田は「アウェーで勝ち点3をつかんで帰りたい、という強い気持ちを持っていた」と胸を張った。
選手の脳裏に試合前の吉田監督の言葉が浮かんだ。「2試合あるけど、1試合走り抜けないなら、柏に帰っても戦い抜けない」。韓国Kリーグで過去4度優勝の強豪に1点差に詰め寄られたが、しのいで勝利につなげた。
2年前に初の4強入りを決めたが、初優勝へ向けて、まずはベスト8に王手をかけた。5月に入って2分け2敗。すべて無得点のまま迎えた一戦だった。26日に第2戦が待ち受ける。貴重なアウェーゴール3発のおかげで、0-1や1-2の負けでも8強進出が決まる。茨田は「今日の3得点はチームにとってプラスになるはず」。柏にとってアジア初の頂点という目標に向け、大きな1歩を踏み出した。【小杉舞】



