J2C大阪FW田代有三(32)が移籍後、初得点を決めた。前半17分に先制点。後半17分にはFW玉田圭司(35)のゴールをアシストした。先月、元ウルグアイ代表FWフォルラン(36)が退団したが、32歳のFWが元エースの穴を埋めた。3試合ぶりに勝利したチームは、4位に浮上した。
田代にとって再スタートの1発だった。前半17分。中央をドリブル突破したMFパブロからのヒールパスを受け、ゴール右へ流し込んだ。「フリーだったので、いいコースにいってくれた」。先制点に加え、2-1の後半17分には玉田の2点目をアシスト。絶妙なコンビネーションを見せた。
今年1月、海外移籍を希望して神戸を退団。米国に渡ったが、夢の道は閉ざされた。失意の中、C大阪から声がかかった。福岡大4年だった11年前にもオファーをくれたチーム。「力になりたい」。強く決心し、3月に大阪へやってきた。
それでも、加入後すぐに右太もも裏を痛め、約3カ月のリハビリに追われた。「試合を見ることしかできない。もどかしさとふがいなさしかなかった」。今月、ようやく初先発したが、フル出場したここ2試合は無得点。先発3試合目で、待望の1発が決まった。
先月、FWフォルランが契約満了で退団。チーム最多10得点のエースはもういない。ただ、田代は言い切る。「(フォルランとは)特長が違う。守備でも貢献して(玉田と)FW2人で点を取っていきたい」。端正な顔立ちをした新コンビが、J1昇格へ得点を積み重ねる。【小杉舞】
◆田代有三(たしろ・ゆうぞう)1982年(昭57)7月22日、福岡市生まれ。福岡大大濠高-福岡大を経て、05年鹿島入団。10年山形へ期限付き移籍し、11年鹿島に復帰。12年神戸へ移籍し、今年1月に退団。3月にC大阪加入。J1通算175試合48得点。J2通算51試合10得点。A代表は3試合。181センチ、77キロ。



