リーグ戦3連敗中だった仙台に敗れた。

 前半6分にはケガからリーグ戦に復帰したMF田口からFW野田へつなぎMF矢田がシュートするなど攻撃のリズムは良かった。

 しかし徐々にボールを保持するもののシュートまでにボールを奪われる展開へ。

 その流れを変えられないまま後半34分にカウンターから決定機を作られ先制ゴールを許した。

 攻撃陣も後半、川又堅碁、永井謙佑、野田隆之介のFW3人のシュート数は0と、相手守備陣に完全に抑え込まれ無得点での敗戦。

 試合終了のホイッスルを聞いたイレブンはピッチにうずくまったり、座り込んだり、しばらく悔しさをかみしめていた。

 西野朗監督は「(ナビスコ杯、天皇杯での連敗の悪い流れを)断ち切りたいゲームでしたし、選手も何とかしようという気持ちでプレーしてくれた。ただ、攻撃で崩しきれない中でカウンターを受けた繰り返し。その形を決定づけられた。厳しい結果を受け止めなければならない」と厳しい表情を見せた。

 主将のDF田中マルクス闘莉王も「ホームで1点も取れないなんて、どこのチームにも勝てないよ」と言葉少なくスタジアムを引き揚げた。